2017.10.26 / abroad

AFSの留学説明会に行ってみた

「留学行きたいなあ」と思っても、「説明会っていつ・どこであるんだろう?」「一人で行ってもいいのかな」「どんな感じなんだろ?」など不安もありますよね。今回は、交換留学を行っている団体としては最大規模のAFSさんの留学説明会に参加してきました。※本記事内での「交換留学」とは、1学年間にわたる異文化生活体験プログラムのことをいいます※

結論から書くとですね、説明会はぜひ行った方がいいです! 一人で迷っているより留学経験者の体験談を聞いてから考えてみることをおススメします。

さて、実際に説明会に参加してみると「お子さん+親御さん」「中高生が一人で参加」「親御さんだけ参加」と、いろいろでしたね。

2時間の説明会は「ミニゲーム → AFSさんのプログラムについての説明 → リターニー(留学経験者)の体験談 → 質疑応答」と充実の内容でした。実際に留学した方に質問できるのっていいですよね。

(↑ 会場の机には、こんな風に写真や体験談・声をまとめた資料も置いてくれていました)

今回の説明会で体験談を話してくれた4人は、留学先=ドイツ・フィンランド・アメリカなどいろいろ。期間も短期・1年など様々でした。

体験談の中では、ホストファミリーとの写真、学校での写真や仲間との写真、スポーツ観戦やクリスマスイベントなどの休日そして美しい自然風景の写真などもスライドで見せてくれ「行ったらこんな生活になるんだろうな」ってイメージがわいてきました。

リターニー(留学経験者)の方が説明会で話してくれたこと、終了後に取材させてもらった内容などをQ&Aで紹介していきますね。※1つの質問に複数の人が回答してくれています※

Q.留学にとまどい・不安はなかったですか?

A.『「友達と一緒に卒業できないかも?」という点が気になっていました。でも先輩に「やって後悔する方がいいよ」とアドバイスをもらって決めました』

Q.食事は口にあいましたか?

A.『アメリカでは野菜不足で体調不良もありました。そこでホストマザーに伝えて一緒に買い物に行ったんです。そしたら私のための野菜BOXを作ってくれたんですよ。でもアメリカでは体重が増えました(笑)。海外に行くと女子は太ると思いますが、帰国して和食を食べるとすぐに戻りますよ』『ドイツは「パン&チーズといった冷食が日に2回、スープやジャガイモ料理といった温食が1回」といった食生活でしたね。嫌いなものはなく食べていましたけど、パンに飽きて(笑)。ヨーグルトへシフトしたら健康的になりました』

Q.現地の人と、どれくらいの期間でコミュニケーションがとれるようになりましたか?

A.『日本で学んだ英語が通じず、慣れるまでに半年くらいかかりましたね。そこからは授業も全部聞き取れました!』『ドイツは主要言語がドイツ語なので、留学前にある程度勉強したとはいえ難しく最初はコミュニケーションが大変でしたね。3か月でだいたい大丈夫になり、4~5か月経つと家でホストファミリーとべらべらおしゃべりできるようになりました』

Q.留学に対して、家族の反応はどうでしたか?

A.『「ドイツに行きたい」ってずっと言っていたから「行け行け!」って応援してくれました。2~3日だけでも勉強になるからとドイツの方を家に呼んでくれるなど協力してくれました』

Q.10代で留学して得たものは?

A.『友達』『第二の故郷』『第2・3・4の家族』『自信・感謝』『これからの自分を考える機会』

Q.帰国後も留学先の方と交流はありますか?

A.『今でもSNSで「バースデーおめでとう」ってメッセージをくれたり、日本に来るときに連絡くれたりして、つながってますね』『大学2年生のときホストファミリーに会いに行って「いつでも帰ってきていいからね」って言ってもらえました!』

 

留学を考えているみなさん、参考になったでしょうか? Q&Aは、以降2回の記事でも紹介しますね。

AFSさんの場合、留学先として選べる国は39カ国。主要言語が英語以外のところも多く「異文化生活を体験し、ホストファミリーと過ごし、現地で一般の人々との交流を」という点が目的とのこと。

留学中、日本の学校での扱いはどうなるんだろう? と心配になる人も多いと思いますが「交換留学」の場合、通っている学校への申請が通れば、留学先での学びが日本での単位として認定され、留年することなく「友達と一緒に卒業できる」そんな点も魅力ですね。

 

最後に職員さんが語ってくれた中で印象に残った話を紹介します。

『「留学する」という選択肢以外にも「10代は部活がんばるぞ!」「受験に専念するぞ!」という考えも素晴らしいと思います。どの選択肢が自分にとって価値のあるものかを真剣に考えて、その目標に向かって頑張っていく、そういうことが大事だと考えています』

『ここで楽しい体験談を語ってくださっている帰国生の皆様ですが、現地での生活には苦労も多かったと思います。例えば、最初の頃は現地の人の話が全く分からず疎外感を感じたこともあったでしょうし、ホームシックにかかったかもしれません。現地での生活を「大変だな」と感じたら、行かないという選択肢ももちろんあります。ただ、色々ともがき苦しみ、成長し、楽しみを見つけ生活をした1年からは苦労以上の得るものが大きく、そこでの経験や人との絆は一生の宝物になると思います』

受験・留学・部活・友達や家族との時間、10代で大事にしたいことはたくさんあって、今、何を優先するか決めるのは自分なんですよね。何を選んだって大変な局面ってのはやってくるわけで。「それでもやりたいか」自分と向き合いながら、また説明会に参加してリターニー(留学経験者)の話を聞くなどしながらじっくり考えてみてくださいね。

◆留学説明会・予約制の個別相談会はこちら ↓

http://www.afs.or.jp/news-and-events/events/#afs-nav-%e7%95%99%e5%ad%a6%e8%aa%ac%e6%98%8e%e4%bc%9a

◆楽しそうなイベントも ↓

http://www.afs.or.jp/news-and-events/events/

【DATA】AFSとは……1954年に初めて8人の留学生をアメリカに派遣して以来、特定の政治・宗教に偏らず『留学・国際交流』の活動を進めてきた非営利組織です。現在では日本全国75の支部で留学生の受け入れ、派遣、各種交流活動を行っています。AFSの国際本部はニューヨーク、加盟国約60か国、交流国は100か国以上に及びます。AFSで留学できる国は英語圏に偏らず多彩で、世界規模の国際交流を目指して活動しています。

公益財団法人 AFS日本協会 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-22-14 ミツヤ虎ノ門ビル7階 URL http://www.afs.or.jp/

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この記事を書いた人

あすとれ編集部
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