2018.01.23 / communication

バイトや部活、引き留められた。辞める OR 続ける?

このコーナーではメンタルトレーナー・ユミさんが「中高生の日常で役立つメンタルの鍛え方」を紹介したり、みんなからの「お悩み相談・教えてほしいこと」への回答をしていきます。

(バイト・部活など)「辞める」と言っても引き留められる強く言えずにずるずる……こんなときの考え方

「辞めると意思を伝えつつも、断りきれず続けてしまう」悩み、部活やバイトなどいろんなシーンでみなさん経験があるのではないでしょうか。

コレって、大人になってからも何度も出くわす悩みだと思うので、この機会にちゃんと向き合ってみましょうか。

まず「引き留められる」ことについてですが、人間は「自分の価値を必要とされている実感」がないまま日常を過ごしていることが多いです。家庭でもクラブでもバイト先でも。

だからいざ「あなたが必要なんだ」と言葉にされると、嬉しい気持ちも湧いてくるし、心が揺れるものなのです。だから部活の先輩やバイト先の店長・社長に引き留められて戸惑いを感じるのは当然のことです。

その場で気持ちを押し通せないから意思が弱いなんてこともないのです。「ずるずる」という言い方もできますが、相手からは「辞めることに悩みながらも考え直してくれている」と認められているかもしれません。

みなさんが欲しいのは「自分自身でコレを選んで今、楽しんでいるんだ」こう思える実感なのではありませんか? こういう気持ちは自分への自信にもつながりますね。

辞めずに続けている中で「自分で選んだ」「楽しんでいる」と思えればそれも正解。辞めて他のことをして楽しめれば、引き留めにあっても辞めて正解だったと思えるのではないでしょうか。

結局はまだ見えない未来に対し、自分自身がどう希望を持つのか、なのかもしれませんね。

 

お悩み・聞いてみたいこと・教えてほしいことなど、気軽に送ってくださいね。

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この記事を書いた人

yumi
『メンタルトレーニングで視野を広げて明日を楽しい未来に!』をモットーに、恋愛相談・仕事関係の相談などに対応。大阪市立大学生活科学部人間福祉学科で心理学を学び、若者の恋愛・性・性教育についての卒業論文を執筆。元保健室の先生。※朝日放送『明石家ハッピー独身寮』に出演※